ebay輸出をはじめたばかりで出品する際、最初に悩むのが出品形式でしょう。
ebayの出品方法には、「オークション」と「固定価格」の2つがあります。
初心者のなかには、それぞれの違いがよくわからず、
「どっちのほうが高く売れるんだろう……」
「初心者でも売れやすいのはどっち?」
このような疑問を抱える人は少なくありません。
そこで、この記事では2つの出品形式のメリット・デメリットについて解説します。
入札で価格が上がる!オークション形式とは

オークション形式は、セラーが決めた開始価格からスタートして値段が上がっていく出品形式です。
バイヤーが入札を繰り返し、最終的な落札価格を決めます。
日本でいうと「ヤフオク!」と同じような仕組みだと考えるとわかりやすいでしょう。
オークション形式のメリット
オークション形式のメリットは以下の3点。
- 予想以上の高値で売れる可能性がある
- 注目度が高く多くの人の目に触れやすい
- 相場がわからない商品でも価格を決めやすい
希少価値の高い商品の場合、コレクター同士が競り合って想像以上の価格で売れる場合があります。
また、出品中は多くの人が商品ページを見るため、あなたのアカウントを知ってもらいやすくなります。
オークション形式のデメリット
一方、オークション形式にはデメリットも存在します。
- 売れるまでに時間がかかる
- 安い価格で落札されてしまうリスクがある
- 落札後の未払いやキャンセルの可能性がある
オークションは終了日時まで売れるかどうかわからないので、早く現金化したい場合には向いていません。
また、入札が入らず開始価格のまま終わってしまうリスクもあります。
早めに売れる!固定価格形式とは
固定価格形式は、セラーが希望する価格で出品する方法です。
購入者がその価格で納得して購入すれば、即時取引が成立します。
Amazonやメルカリのような販売方法をイメージすると良いでしょう。
固定価格形式のメリット
固定価格形式のメリットは以下の通り。
- すぐに売れる可能性がある
- 希望の価格で確実に販売できる
- 在庫が複数ある商品を販売しやすい
前述の通り、価格に納得したバイヤーが見つけたその場で購入してくれるのが大きな魅力です。
売上や利益の計画が立てやすく、ビジネスとして安定させやすいのが大きな利点といえるでしょう。
固定価格形式のデメリット
固定価格形式ならではのデメリットもあります。
- 価格設定を間違えると売れ残ってしまう
- オークションほどの爆発的な高値は期待しにくい
- 値下げ交渉(Best Offer)の対応が必要な場合がある
商品の相場をしっかりリサーチして価格設定しないと、誰の目にも留まらずに売れ残ってしまう可能性があります。
また、バイヤーからの値下げ交渉に対応する手間がかかることもあります。
【結論】売る商品によって使い分けるのが正解
結局のところ、どちらの出品形式が良いかは「なにを売りたいか」によって変わります。
それぞれの特徴を活かし、商品ごとの最適な方法を選びましょう。
オークション形式が向いている商品
オークション形式に向いているのは次のようなアイテムです。
- 一点もののヴィンテージ品やアンティーク
- 生産終了した限定品やコレクターズアイテム
- 高価格が狙えるニッチな商品
希少価値の高い「お宝」は、オークション形式で出品すれば価値が上がる可能性があります。
固定価格形式が向いている商品
固定価格形式がおすすめなのは以下の通り。
- 新品の商品や同じ商品を複数持っている場合
- 中古でも相場が安定している定番商品
- 早く現金化したい商品
商品の価値がある程度決まっていてスピーディーに販売したいのなら、固定価格形式がおすすめです。
【応用】2つの形式を組み合わせる方法
オークション形式に「即決価格(Buy It Now)」を追加する出品方法もあります。
これは、入札を待ちつつ「この金額なら即決で販売」という選択肢をバイヤーに提示できるハイブリッドな方法です。
それぞれの出品方法に慣れてきたら試してみると良いでしょう。
出品形式を使い分けて、ebay輸出の利益を最大化しよう
ebay輸出における2つの出品形式について解説してきましたが、ポイントは以下の3点。
- オークション形式は時間はかかるものの高値を狙えるため、希少な商品におすすめ
- 固定価格形式は早く売れるので、新品や相場の決まった定番商品に向いている
- 商品の特徴に合わせてこれら2つの形式を賢く使い分けることが重要
どちらの形式にもメリットとデメリットは存在します。
それぞれのメリットを最大限に活かせるように経験を積み、自分の出品にどちらが合っているかを見極めましょう。
「もっと具体的な価格設定のコツが知りたい」「値下げ交渉が不安……」といった悩みがあるのなら、物販ステーション@じんこまのコンサルを活用してみてくださいね。