ebay輸出で意外と多い失敗として、「送料設定のミス」が挙げられます。
せっかく商品が売れたのに、送料設定をミスしてしまって利益がでなかったなんて事態は、絶対に避けたいところ。
送料設定は、利益を確保するための生命線といっても過言ではありません。
そこで、この記事では送料の基本的な計算方法から、ebayの出品画面での設定手順まで、初心者がつまずきやすいポイントについて解説します。
送料設定の前にやるべき基本の料金計算

ebayの出品画面を開く前に、まずは送料計算の準備をしましょう。
送料計算は荷物の「重さ」と「サイズ」、「利用する配送サービス」これらの要素で大きく変動します。
では、詳しく見てみましょう。
梱包後のサイズと重さを測る
送料を計算する上で特に重要なのが、商品を梱包した後の「総重量」と「箱の三辺合計」。
三辺合計とは、商品の縦・横・高さの合計値のこと。
配送サービスでは、荷物のサイズが料金に大きく関わっています。
また、商品本体の重さだけでなく、段ボールや緩衝材といった梱包材の重さを量るのを忘れてはいけません。
たとえば、クーリエ便のFedEXでは、総重量か容積重量の大きいほうの価格で料金が算出されます。
そのため、想定外の赤字を未然に防ぐためにも、重さとサイズを正確に測ることが重要です。
配送サービスを決めて料金を調べる
梱包後の重さとサイズを測り終えたら、配送サービスを決めて料金を確認しましょう。
ebay輸出では、主に日本郵便かクーリエ便という国際宅配便(FedExやDHLなど)を使用するのが一般的です。
各社の公式サイトに、荷物の情報を入力すれば料金を調べられるシミュレーターがあるので、それを活用してみましょう。
ebayでの具体的な送料設定の手順とポイント

送料の金額が分かったら、次にebayの出品ページ設定です。
初心者でも簡単にできる設定方法について解説します。
基本は「Flat(一律送料)」で設定
ebayの送料設定にはいくつか種類があります。
なかでも初心者におすすめなのは「Flat: same cost to all buyers」という、すべてのバイヤーに対しての一律設定。
調べた送料に、梱包の人件費などを上乗せした金額を設定するのが基本です。
全世界共通ではなく、エリアごとに料金を細かく設定するのも有効です。
「送料無料(Free Shipping)」の利用方法
「送料無料」は、多くのバイヤーが惹かれる魅力的な文言ですが、当然ながら送料が無料になるわけではありません。
セラーが送料を負担しなければいけません。
そのため、送料無料に設定するのなら、送料分を商品価格に上乗せしておく必要があります。
送料を加えすぎると商品価格が上がってしまい売れなくなるという可能性もあるので、実際にかかる費用を計算しつつ料金に反映させましょう。
複数購入時の「同梱割引(Combined Shipping)」
バイヤーが複数の商品を同時に購入したいという場合、送料を割引する「同梱割引」を設定しておくと良いでしょう。
設定は少し複雑になりますが、「2点目以降は追加送料を割引する」といった設定をすれば、まとめ買いをしてくれる可能性が高まります。
送料計算は利益に直結する
ebay輸出で赤字にならないための送料設定で重要なのは以下の3点。
- 送料計算の基本は、梱包後の正確な「重さ」と「サイズ」を測ること
- 初心者はまず、調べた送料を元に「Flat(一律送料)」で設定するのが簡単
- 「送料無料」にする場合は、商品価格への上乗せを忘れない
送料は、仕入れ値と同じくらい重要な「コスト」です。
出品作業に慣れるまでは、一つずつ送料を確認する癖をつけましょう。
「もっと戦略的な送料設定でライバルと差をつけたい」という人は、物販ステーション@じんこまのコンサルを活用してみてはいかがでしょう?