ebay輸出で利益がでたら「確定申告」について考える必要があります。
そして、確定申告に必要なのが日々の取引を記録した「帳簿」。
「帳簿と言われても、専門的な知識がないと難しそう……」と思うかもしれませんが、物販で利益を得続けたいのなら避けては通れません。
そこで、この記事ではebay輸出の帳簿について、初心者向けにわかりやすく解説します。
なぜ帳簿付けが必要なのか?

まず、なぜ帳簿を付ける必要があるのかという目的について理解しておきましょう。
面倒に感じるかもしれませんが、帳簿はビジネスを円滑に進めるためにも、公的な書類としても非常に重要です。
帳簿が必要な理由としては、端的にまとめると以下の3つ。
- 正しい利益を把握するため
- 確定申告や、消費税還付の申請のため
- (中古品の場合)法律で義務付けられているため
帳簿は、ebay輸出でどれくらい儲かっているかを正確に知るための手段です。
そして、税務署に税金を納めたり、払いすぎた消費税を返してもらったりする際の証拠書類となります。
また、中古品を扱う場合は、古物営業法という法律で取引を記録すること(古物台帳)が義務付けられています。
帳簿付けのはじめの一歩|Excelやスプレッドシートで始めよう
「帳簿」と聞くと難しい会計ソフトを想像するかもしれませんが、初心者のうちはExcelやGoogleスプレッドシートで簡単な表を作れば十分です。
最低限必要なのは以下の2つ。
- 売上管理表
- 経費管理表
売上管理表に記録する項目
商品が売れるたびに、以下の項目を記録します。
- 売れた日付
- 商品名
- 売上金額(商品価格+送料)
ebayのセラーハブからダウンロードできる、「Transaction Report」を参考に入力するとスムーズです。
経費管理表に記録する項目
商品を仕入れたり、発送したりするたびにかかった費用を記録します。
- 日付
- 内容(商品の仕入れ、送料、梱包材など)
- 支払った金額
- 支払先
レシートや領収書は、後ほど必要になるので必ず保管しておきましょう。
ebayのレポートを活用しよう
一つ一つの取引を手入力するのが大変になってきたら、ebayが公式に提供しているレポートを活用しましょう。
Transaction Reportで売上と手数料を確認
セラーハブの「Payments」タブからダウンロードできる「Transaction Report」には、一定期間のすべての取引の詳細が記録されています。
このレポートを見れば、売上だけでなくebayに支払った落札手数料などの経費も、まとめて確認できます。
帳簿はビジネスの羅針盤!まずは簡単な記録から始めよう
ebay輸出の帳簿の付け方について基本を解説しました。
ポイントは以下の3つ。
- 帳簿は、正しい利益の把握と、確定申告のために絶対に必要
- 初心者は、まずExcelなどで「売上」と「経費」を記録することから始める
- ebayの「Transaction Report」を活用すると、作業が効率的になる
正確な帳簿付けはビジネスの基本です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、習慣づければそれほど大変ではなくなるはずです。
「ebayの運用方法について詳しく知りたい」という人は、物販ステーション@じんこまのコンサルを活用してみてはいかがでしょう?