ebay輸出の商品を得るためにもリサーチは欠かせない作業です。
ただ、取引数や出品数が増えれば増えるほど、リサーチをするために膨大な時間が必要になってきます。
「手作業でのリサーチは、時間がかかって大変……」
「この商品が、本当に売れるのか、もっと確信が欲しいな」
多くのセラーが、リサーチでこのような悩みを抱えています。
そんな悩みを解決するためにも、ebayの公式リサーチツール「Product Research」を効果的に運用したいところです。
そこで、この記事ではProduct Researchの基本的な使い方と、リサーチへの活かし方について解説します。
Product Research(旧Terapeak)とは?
まず、Product Researchがどのようなツールなのかを、理解しておきましょう。
Product Research(旧Terapeak)は、ebayが公式に提供している無料の市場分析ツールで、セラーハブ(Seller Hub)から、誰でも利用できます。
このツールを使えば、過去にebayで取引された商品のデータを調査できます。
手動リサーチとの違い
「Sold Listings」を見る手動リサーチ方法も有名ですが、こちらは「どんな商品が売れたか」という点を見るのに向いています。
一方、Product Researchは、「その商品が、市場全体でどれくらい人気があるのか」という、より大きな視点でデータを分析するのに向いています。
Product Researchの基本的な使い方

Product Researchは多機能ですが、初心者が使うべき機能は実はそれほど多くありません。
まずは、以下の3つの手順で基本的な使い方をマスターしましょう。
- 調べたい商品のキーワードを入力する
- 期間を設定して検索する
- 4つの重要データを確認する
それでは詳しく見てみましょう。
調べたい商品のキーワードを入力する
セラーハブの「Research」タブから、Product Researchを開きます。
そして、手動リサーチで見つけた目当ての商品のキーワードを入力してみましょう。
期間を設定して検索する
次に、データを調べたい期間を設定します。
過去7日間から、最大で過去数年間のデータまで選べます。
年間の動向を見るためにも「Last 365 days(過去365日)」で検索してみるのがおすすめです。
4つの重要データを確認する
検索すると多数のデータが表示されますが、初心者がとくに注目すべきなのは以下の4つ。
- Average sold price(平均落札価格)
- Sell-through rate(売上率)
- Total sold(総販売数)
- Total sellers(総セラー数)
「Average sold price」は、その商品が平均していくらで売れているかを示す指標です。
「Sell-through rate」は、出品されたうち、どれくらいの割合が実際に売れたかを示す数字です。
この数字が高いほど、人気商品といえます。
「Total sold」は、設定した期間内に、全部で何個売れたかを示しています。
そして「Total sellers」は、その商品を、何人のセラーが販売したかの数値です。
この数字が少ないほど、ライバルが少ない「穴場商品」の可能性があります。
手動リサーチの「答え合わせ」に活用しよう!
ebayの公式リサーチツール「Product Research」の基本的な使い方について解説しました。
ポイントは以下の3つ。
- Product Researchは、ebayが公式に提供する無料の市場分析ツール
- 初心者は、まず4つの重要データ(平均価格、売上率、販売数、セラー数)の見方を覚えよう
- 手動リサーチで見つけた商品を、データで裏付ける「答え合わせ」として使うのが効果的
初心者がいきなりProduct Researchからリサーチをはじめようとすると、情報が多すぎて逆に混乱してしまう恐れがあります。
慣れるためにも、まずは目標とするセラーの販売履歴を真似ることから始めましょう。
そして、「この商品は、本当に儲かるの?」と感じたアイテムがあれば、答え合わせのためにもProduct Researchを使ってみてください。
「Product Researchを使った、具体的なリサーチ事例を見てみたい」という人は、物販ステーション@じんこまのコンサルを活用してみてはいかがでしょう?