ebay輸出を運用していて「開業届って出したほうがいいの?」と悩んでいる人は多いでしょう。
「開業届は提出したほうがいいんだろうけど……」というように、必要そうなのはわかるけれど実際のところはどうなのかがわからず二の足を踏んでしまうという気持ちはよくわかります。
手続きが難しそうですし、なくても平気な気もしますよね。
たしかに開業しなくてもebay輸出はできますが、個人事業主になったほうがメリットは大きいんですよ。
そこで、この記事では開業届を出すメリットと提出すべきタイミング、書き方についてわかりやすく解説します。
開業届を出そうかどうか迷っている人はぜひチェックしてみてくださいね!
なぜ開業届を出すべき?3つの大きなメリット

そもそも、開業届はなぜ必要なのでしょうか。
ここでは開業届を出して得られるメリットについて解説します。
青色申告で最大65万円の控除が受けられる
開業届と一緒に提出できるのが、確定申告で青色申告ができるようになる「青色申告承認申請書」です。
青色申告をすると、事業の利益から最大65万円を差し引いて税金計算ができる、という大きなメリットがあります。
社会的信用度がアップする
「個人事業主」として正式に開業すると、開業せずに活動するよりも社会的な信用度が上がります。
屋号付きの事業用銀行口座を開設できたり、国際配送業者(クーリエ)と有利な条件で契約できたりなど、ebay輸出をしていくうえで有利に働くようになります。
経費として計上できる範囲が広がる
自宅を事務所として使っている場合、家賃や電気代、インターネット料金の一部を事業の経費として計上できます。
経費として認められる範囲が広がれば利益(所得)を抑えられますし、結果的に支払う税金が安く済みます。
開業届はいつ出すのがベスト?
開業届を出すタイミングとして一般的にいわれているのが、「事業を開始してから1ヶ月以内」です。
法律上でも事業開始日から1ヵ月以内と記されていますが、実際のところ副業の開始というのは曖昧なもの。
どのタイミングを事業開始日とするかは人によってまちまちです。
それを踏まえていうと、「ebay輸出をビジネスとして運用すると決めた日」が、開業届を出すべきタイミングといえるでしょう。
具体的にいうと、ebayを運用しはじめて年間所得が20万円を超え、確定申告が必要になったタイミングでの届け出が望ましいといえます。
ebay輸出の開業届の書き方
ここからは、国税庁の「個人事業の開業・廃業等届出書」を基に、ebay輸出セラーが特に迷いやすい項目に絞って解説します。
「職業」欄の書き方
ここには具体的な事業内容を書きます。
ebay輸出の場合、「輸出小売業」や「インターネット販売業」と記入するとよいでしょう。
「屋号」欄の書き方
屋号は、ebayでいうところのショップ名や事業名のことを指します。
本名のままでも問題はないので、特に決まっていなければ空欄でもかまいません。
「事業の概要」欄の書き方
「職業」欄よりも少し具体的な事業内容についての説明です。
「インターネットを利用した海外の顧客への小売販売(ebay)」のように、シンプルでわかりやすく記入しましょう。
「開業・廃業に伴う届出書の提出の有無」
こちらは、青色申告を始めるために必要な「青色申告承認申請書」を一緒に提出するかどうか、という確認項目です。
節税メリットを活かしたいのなら、「有」にチェックを入れましょう。
忘れたら損!「青色申告承認申請書」もセットで提出
開業届を出すのであれば、節税効果が大きい「青色申告承認申請書」も一緒に提出するのをおすすめします。
出し忘れると最大65万円の控除が受けられなくなってしまいます。
開業届とセットで準備しておきましょう
たった1枚の紙でもメリットは莫大!開業届は提出しよう
ebay輸出における開業届のメリットと書き方について解説しました。
ポイントは3つ。
- 開業届を出すと「節税」や「信用向上」などビジネス上のメリットがある
- 提出タイミングは、利益が安定して事業継続の意思が固まったときがベスト
- 「青色申告承認申請書」とセットで提出するのが鉄則。
開業届の提出は、ebay輸出を「事業」へとステップアップさせるために必要なものです。
手続きは決して難しくありませんし、迷っているのなら提出してみてくださいね。
ebayの運用方法全般をより詳しく知りたい人は、物販ステーション@じんこまのコンサルがおすすめです。
