ebay輸出は世界規模での商取引です。
そのため、当然ではありますが出荷先は基本的に海外ということになります。
こちらの記事でも挙げた通り、ebayでの輸出で使える物流サービスは思いのほかあります。
ですが、あまり考えず安易に発送してしまうと、さまざまなトラブルが発生してしまう可能性も。
そこで、この記事ではそのような事態にならないよう、初心者にありがちなミスと輸出する際の注意点について解説します。
ebay輸出の海外発送で初心者にありがちなミスと解決策

ebay輸出を始めたばかりは、当たり前ではありますが「海外発送なんてしたことない」という人がほとんどです。
そんな初心者だからこそおきやすい失敗について解説しますので、これから発送することになる人はチェックしてみてくださいね。
重量計算を間違ってしまう
国際発送でありがちなのが、重量の量り方を間違ってしまうというもの。
商品の発送では、商品そのものの重量ではなく梱包後の総重量が料金に適用されます。
そのため、商品重量で出品価格を見積もってしまうと、同定していたよりも多く料金が取られてしまうことになります。
こうした事態にならないためにも、出品する際は梱包材も含めた総重量を必ず計算する必要があります。
また、重量をしっかり量ったとしても容積重量の値が総重量よりも重い場合はそちらが料金に反映される、というのも送料がわかりにくくなってしまう原因です。
容積重量は「荷物の寸法(長さ×高さ×幅)÷5000」で求められます。
つまり、梱包が大きすぎると本体が軽いとしても、容積重量で価格が算出されるということ。
そのため、梱包が大きくなりすぎず、かつ商品をしっかり守れるよう厳重に包装する技術も必要です。
FedExの寸法重量についてはこちらの公式サイトに詳しく記載されているので、気になる人はチェックしてみてください。
梱包が足りておらず商品が破損
初心者がやってしまいやすいミスとして、商品の梱包が簡易的になってしまい、到着時に破損してしまうということも挙げられます。
国際発送は、海外への荷物の配送になるので、輸送距離がどうしても長くなります。
また、海外の物流会社が日本の業者の商品取り扱いと同水準と限らないというのも念頭に入れなければなりません。
ebay輸出で海外へ商品を発送する際は、緩衝材(プチプチ)を使用したり、厚めの段ボールを使用したりというように、商品にダメージがいかないよう十分すぎるくらいの対策を取りましょう。
ラベルの記入間違いや貼り間違い
ラベルに記載する住所を間違ってしまい返送されてくるというのも、ebay輸出初心者にありがちです。
住所を間違えて商品が返ってきてしまうと、結果として商品配送の遅延が発生することに繋がります
また、複数の商品を取り扱っていたために、ラベルを貼り間違うということも。
これらを避けるためには、入力間違いやスペルミスがないよう気を付けつつ、商品を適切に管理しなければなりません。
幸い、ebayにはCPaSSやeLogiのような、自動で宛名を印刷できる管理ツールもあります。
そうしたツールを活用すると、間違う可能性が大幅に下がるのでおすすめです。
配送が遅くなる
正しい情報を記載して間違いなく発送できたとしても、配送が遅くなるとバイヤーにネガティブ評価を付けられかねません。
こうした事態になる原因として、価格の安い発送方法を選んでしまうということが挙げられます。
コストを抑えるのなら配送にかかる時間をきちんと記載するか、EMSやクーリエ便を使用して早く配送させるようにすると良いでしょう。
そのほか、追跡できる発送方法を選んで配送状況を相手に伝えると、丁寧なセラーだと認識されやすくなります。
ebay輸出で海外発送する際の関税の扱いについて

ebay輸出において、関税は購入者側の負担になるのが基本です。
関税の取り扱いについて悩む人も少なくありませんが、原則としてバイヤー負担になるというのは頭に入れ、説明欄にしっかり記載しておくことをおすすめします。
ただし、FedExを利用する場合は、バイヤーが関税支払いを拒否すると否応なしにセラー請求となるので注意しましょう。
ebay輸出の国際発送は念を入れすぎくらいがちょうどいい
ebay輸出を始めたばかりは勝手がわからず、トラブルになってしまうというのは良くあることです。
しかし、前もって対策を取っておけば避けられる問題というのも多いのが現実。
事前準備をしっかり行い、バイヤーと運営、どちらにも信頼されるセラーになるのが、継続して稼ぎ続けるためには重要です。
きちんと学んでebay輸出を運用したいという人は、物販ステーション@じんこまのコンサルを受けるのをおすすめします。