ebayの運用がスムーズにおこなえるようになると、事業売却や他者のアカウントを購入するという選択肢も現実味を帯びてきます。
しかし、ebayのアカウントは、そもそも売ったり買ったりできるものなのでしょうか?
「規約では禁止されていると聞いたけど、実際はどうなの?」
「もし可能なら、どんなメリットがあるんだろう」
アカウントを買いたい人も売りたい人も、このような不安を感じるのは仕方のないことだといえるでしょう。
そこで、この記事ではebayアカウントの売買(M&A)について規約とメリットについて解説します。
ebayのアカウント売買は利用規約上「原則禁止」

前提として知っておきたいのがebayの利用規約。
当社の同意なしに、お客様の eBay アカウント (フィードバックを含む) およびユーザー ID を別の当事者に譲渡する;
引用:ebay「ユーザー契約」
ebayの利用規約には、要約すると「ebayの同意なしに、アカウントを第三者に譲渡してはならない」と書かれています。
これは、アカウント売買やM&Aをebayの許可なく自由におこなってはいけません、と禁止していることにほかなりません。
アカウントに紐づく評価(フィードバック)の信頼性を守るためにも、自由にアカウントを売買できる体制にはできないので当たり前の利用規約と言えるでしょう。
アカウントの売買・M&Aは活発におこなわれている
原則禁止と謳っている以上、アカウント売買はされていないのかというと、実際は活発に売り買いされているのが現実です。
なぜなら、ebayのアカウントを売買すると、以下の大きなメリットがあるからです。
- 高いリミットを即座に手に入れられる
- 長年の実績と高い評価を引き継げる
詳しく見てみましょう
高いリミットを即座に手に入れられる
新規アカウントは、出品数や金額に厳しい制限(セリングリミット)があります。
リミットをアップしていくためには、長い時間と実績を積み重ねなければならず、すぐにビジネスを運用したい人からするとデメリットしかありません。
しかし、すでにリミットが育っているアカウントを購入すれば、この育成期間をすべてスキップしてebay輸出を運用できるようになります。
実績と高評価を引き継げる
高い評価(ポジティブフィードバック)は、実直に取引を積み重ねないと集められません。
そんな、何年もかけて築き上げられた高い評価を持つアカウントを引き継げば、スタート直後からバイヤーの信頼を得やすく、高水準の運用をはじめからおこなえるようになります。
アカウント売買・M&Aにともなう大きなリスク
大きなメリットがある一方で、アカウントの売買には大きなリスクも存在します。
安易に手を出す前に、これらのリスクを必ず理解しておきましょう。
- ebayに発覚した場合のアカウント停止
- 詐欺やトラブルに巻き込まれる危険性
以上について詳しく見てみましょう。
ebayに発覚した場合のアカウント停止
ebayの同意を得ずにアカウントの譲渡がおこなわれたことが発覚した場合、そのアカウントは永久サスペンド(停止)される可能性があります。
そうなれば、購入に支払ったお金も、引き継いだはずの評価も、すべてが無駄になってしまいます。
詐欺やトラブルに巻き込まれる危険性
アカウントの売買は、個人間の非公式な取引となるため、詐欺のリスクが常につきまといます。
「お金を払ったのに、アカウントのログイン情報が渡されない」
「譲渡された後、元の所有者にアカウントを乗っ取られた」
といったトラブルに巻きこまれても、ebayのサポートは一切受けられません。
アカウント売買に関するメリット・デメリットを理解しよう
ebayアカウントの売買・M&Aのメリットとデメリットについて解説しました。
大事なのは以下の3点。
- ebayの規約上、アカウントの無断譲渡は「原則禁止」
- 買い手には「リミット」と「評価」を時間短縮で手に入れられる大きなメリットがある
- 一方で「アカウント停止」や「詐欺」といった、すべてを失うリスクも存在する
ebayアカウントのM&Aは、はじめから最大限の取引がおこなえるようになる点で魅力的なビジネスです。
しかし、アカウントが停止されてしまうような、大きなデメリットも存在するのも事実。
もし、アカウントの売買を検討するなら、それらのメリットとデメリットをすべて理解する必要があります。
「ebayアカウントを買ってみたいけれど、どうすればいいんだろう」と悩んでいるのなら、物販ステーション@じんこまのコンサルを活用してみてはいかがでしょう?