Discogsでレコードを購入したり、仕入れたりしようとしたけれど、送料が高すぎて諦めたという経験を持つ人は多いでしょう。
「レコードよりも送料のほうが高いんだけど!」と憤慨してしまう、なんてことも珍しくありません。
また、セラーとして運用を考えているけれど、送料によって高くなりすぎて本当に買ってもらえるのか不安になる、というケースもあります。
そこで、この記事ではDiscogsの送料が高くなる理由と、購入者・出品者それぞれの立場で損しないためのコツについて解説します。
なぜDiscogsの送料は高いのか?4つの理由

まず、Discogsの送料が高い背景にある4つの理由を紹介します。
海外からの発送が基本だから
Discogsは世界中のセラーが出品している越境ECです。
海外との取引が中心になるので、ほとんどが国際郵便をはじめとした国際発送になります。
当然のことではありますが、国内配送に比べて国際送料は高額になります。
レコードは梱包が命だから
レコードは配送中の衝撃で割れたり、角が折れたりしてしまいかねない、非常にデリケートなアイテムです。
そのため、配送事故が起きないよう頑丈なダンボールや緩衝材で梱包する必要があります。
梱包材を用意する際も費用はかかりますし、梱包によって重量が増えると送料がさらに上がります。
そうした諸費用が送料に上乗せされてしまい、結果として送料が高くなります。
安全のための「追跡つき発送」が推奨されるから
「商品が届かない」というトラブルを防ぐため、多くのセラーは追跡可能な発送方法を選択します。
追跡サービスは追加料金がかかるため、その分送料が高くなります。
送料はセラーが個別に設定しているから
Discogsっでは、運営が定めた一律の送料というものがありません。
送料は、世界中のセラーが自身の梱包ポリシーに基づいて個別に設定しています。
また、国によっても基本送料も変わるので、送料はセラーによってバラつきが発生します。
【購入者向け】送料を賢く節約する3つのコツ
購入者が送料を抑えたいと考えた場合、以下の行動を取ることにより節約できる可能性があります。
同じセラーから「まとめ買い」する
多くのセラーは、複数枚購入した場合の送料を設定しています。
1枚あたりの送料が安くなるので、気になるレコードが同じセラーから複数出品されている場合は、まとめて注文するとよいでしょう。
フィルター機能で「日本のセラー」を探す
どうしても1枚だけ欲しい場合は、セラーの所在地を「Japan」に絞って検索してみましょう。
もし国内のセラーが出品していれば、海外から購入するよりも安い送料で入手できます。
ダメ元で送料を交渉してみる
セラーによっては複数の発送オプションを設定している場合があります。
「もう少し安い発送方法はありませんか?」とメッセージで丁寧に尋ねてみるのも一つの手段ではありますが、安い方法は追跡がなく届かない場合もあるなど、リスクがあることも理解しておきましょう。
【出品者向け】損せず売れる送料設定の作り方
セラーとして、購入者に「送料が高い」と思われず、かつ赤字にもならないための設定のコツです。
送料で利益を出そうとしない
送料を利益の上乗せに使わないことが重要です。
梱包材費をはじめとした実費を含めるのは問題ありませんが、明らかに高すぎる送料を設定してしまうと、購入者から敬遠される原因になりかねません。
送料については、適切な送料と包装資材の代金を基に算出しましょう。
「送料ポリシー」をしっかり作り込む
Discogsの「送料設定(Shipping Policies)」で、発送先の国や地域ごと、そしてレコードの枚数(重量)ごとに、段階的な送料を設定しましょう。
「LP1枚までは〇〇円、3枚までは〇〇円」といった設定をしておくと、購入者はまとめ買いをしやすくなります。
「まとめ買い歓迎」をアピールする
自分のセラー情報や出品コメントに、
「複数枚購入で送料がお得になります(Combined shipping is available to save on postage.)」
といった一文を加えておきましょう。
まとめ買いを歓迎する姿勢を見せておくことにより、複数枚まとめて売れる可能性が高まります。
送料を制する者がDiscogsを制す
今回は、Discogsの送料が高い理由と、購入者・出品者それぞれの対策について解説しました。
- 送料が高いのは、国際発送、厳重な梱包、追跡サービスなどが理由
- 購入者は「まとめ買い」や「国内セラー検索」で送料を節約できる
- 出品者は、実費に基づいた公正な送料ポリシーを作り込もう
送料は、Discogsを運用する上で、極めて重要な項目です。
「レコードを買おうと思ったけど送料が高すぎる気がする」
「送料設定をしたいけれど迷ってしまう」
Discogsを利用する上でこのような不安を覚えたら、この記事を参考に送料についての基本的な考え方を学んでくださいね。
「自分の送料設定が適正かチェックしてほしい」「海外発送の具体的な方法がわからない」といった、セラーとして運用する際の悩みがある人は、物販ステーション@じんこまのコンサルを活用してみてはいかがでしょう?
相談したい、という人は、まずはお気軽にLINEしてみてくださいね!
