アジア向け越境ECの有力な選択肢として注目されている「Coupang(クーパン)」。
しかし、ネットで検索すると「怪しい」「詐欺」といった物騒な言葉も目に入りますよ。
火のないところに煙は立たぬ、といいますが、こういった検索結果を見てしまうと
「Coupangってヤバいサイトなんじゃ……?」と不安になってしまう人も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、なぜCoupangが「怪しい」といわれてしまうのか、その理由についてついて解説します。
「Coupangを騙る副業詐欺」が怪しいと言われる最大の理由

「Coupangは怪しい」という評判の、最も大きな原因として挙げられるのが、Coupangを模倣して作られた詐欺サイトの存在です。
偽サイトの典型的な手口
Coupangを模倣して作られた詐欺サイトへは、SNSで「スマホ一つで簡単に稼げる」「簡単な作業で高収入」といった言葉で勧誘されます。
偽のCoupangサイトに登録させ、架空の注文が入ったように見せかけて
「商品を発送するために保証金が必要」
などの名目でお金を騙し取ろうとします。
本物のCoupangとの違い
URLがまったく異なります。
本物のCoupangの公式サイトのURLは「 https://www.coupang.com/ 」です。
詐欺サイトは、「 jpsoho 」などの関係のない文字列が含まれます。
そして、公式のCoupangから「簡単な作業で誰でも高収入」といった、事実と異なる話で個人を勧誘することはあり得ません。
Coupangに関するネガティブなニュースも原因の一つ
詐欺サイトが特に大きな問題ですが、Coupangという企業に関するネガティブな報道が「怪しい」というイメージに繋がっている側面もあります。
詳しく見てみましょう。
韓国でのランキング操作問題
過去、Coupangが自社の商品を検索結果で有利に表示させるため、ランキングを操作したと報じられたことがあります。
この件では、実際に韓国の公正取引委員会から指摘を受けたともいわれています。
労働環境に関する報道
Coupangの強みとして挙げられる「ロケット配送」が問題になったケースもあります。
韓国内の最大手オンラインマーケットなだけに、その物流量は桁違い。
実際に商品を配送する運送会社の過酷な労働環境について、韓国で社会問題として取り上げられたことがあります。
越境ECプラットフォームとしてのCoupangは安全か
これらの情報を踏まえ、日本のセラーが利用するのは安全かどうか、について解説します。
安全性について
Coupangは、韓国で数十万のセラーが利用している大型のプラットフォームです。
基本的な取引のシステムは確立されていますが、越境ECとして利用するとなると注意は必要です。
どの越境ECでもそうですが、海外との取引である以上、言語の壁や文化の違いによるコミュニケーションの齟齬、国際配送のトラブルといった、越境EC特有のリスクは当然ながら存在します。
セラー登録は必ず公式サイトから
セラーとして活動する際の前提として、公式サイトからセラー登録しなければなりません。
怪しい副業の勧誘からではCoupangは利用できませんし、Coupangだと勘違いしたままお金をだまし取られるリスクもあります。
Coupangが提供する公式のグローバルセラー向けサイトから登録を行えば、詐欺サイトに誘導される心配はありません。
Coupangは“正しく見極めれば”怪しくない
今回は、Coupangが「怪しい」といわれる理由と、その安全性について解説しました。
- 「Coupangが怪しい」といわれる原因は、名前を悪用した副業詐欺サイトの存在
- 公式サイトは韓国最大のECプラットフォームであり、詐欺サイトとは別物
- 企業として過去にネガティブなニュースはあるが、それはプラットフォームの基本的な取引システムの安全性とは別の問題
Coupangは韓国でも高い知名度を誇るプラットフォームで、怪しい存在ではありません。
ただ、「怪しい」という噂に惑わされて、公式サイトと詐欺サイトを混同してしまうのが一番危険。
正しい知識で両者を見極め、公式サイトを正しく利用することが重要です。
越境ECの運用方法について詳しく教えて欲しいという人は、物販ステーション@じんこまのコンサルでぜひご相談くださいね。
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