catawikiをセラーとして運用する場合、気になるものとして真っ先に挙げられるのが「手数料」。
「catawikiの手数料って一体いくらかかるんだろう?」
「計算が複雑そう…」
このように、手数料と聞くだけで難しそうに感じて尻込みしてしまうという人は少なくありません。
そこで、この記事では、catawikiの手数料の仕組みと具体的な計算方法、そして利益を残すための注意点について解説します。
catawikiの手数料は2種類だけ

catawikiの料金体系は難しくありません。
主に2種類の手数料のみです。
月額のストア費用や、出品ごとの手数料は一切かかりません。
セラーが支払う「販売手数料」
出品者が支払うものとして「販売手数料」が挙げられます。
販売手数料は、落札価格の12.5%と、それにかかる付加価値税(VAT)を合わせたものです。
ただし、この手数料は商品代金に対して計算されますが、購入者が支払う送料は含まれません。
購入者が支払う「購入者保護料金」
もう一つは、商品を買う側(購入者)が支払う手数料(詳しくは公式ヘルプを参照)です。
これは落札価格の9%で、「Buyer Protection fee(購入者保護料金)」と呼ばれています。
セラーが直接支払うものではありませんが、購入者はこの手数料も上乗せして支払うことを知っておけば、価格設定に活かせます。
手元にいくら残る?手数料の計算シミュレーション
では、実際に商品が売れたとき、手元にはいくら残るのでしょうか。
具体的な例で計算してみましょう。
もし商品が200ユーロで落札されたら
たとえば、出品した商品が200ユーロで落札されたとします。
まず、セラーが支払う販売手数料を計算します。
200ユーロ × 12.5% = 25ユーロ
次に、catawikiから入金される売上を計算します。
200ユーロ(落札価格) – 25ユーロ(販売手数料) = 175ユーロ
この175ユーロが、あなたの売上としてcatawikiから支払われます。(別途、手数料に付加価値税がかかる場合があります)
最終的な利益の計算方法
最終的な利益を出すには、この売上から仕入れ値や送料を引きます。
175ユーロ(売上) – 送料 – 仕入れ値 = 最終的な利益
この計算式を覚えておけば「いくらで売れれば利益が出るか」を計算できるようになりますよ。
手数料で損しないための3つの注意点
次は利益を確保するためのポイントを見てみましょう。
送料は手数料の計算に含まない
販売手数料は「落札価格」にのみかかり、購入者が支払う「送料」にはかかりません。
送料設定を間違えて赤字になっては意味がないので、発送にかかる費用は正確に設定しましょう。
最低落札価格は手数料と送料を考慮して設定する
「最低でもこの価格で売りたい」という最低落札価格(リザーブプライス)を設定します。
この金額を設定するときは、12.5%の販売手数料が引かれることを忘れないようにしましょう。
また、送料で赤字にならないよう価格を調整するのも忘れてはいけません。
「手数料を引いても、ちゃんと利益が残るか」を考えて価格を決めることが重要です。
付加価値税(VAT)について
catawikiはオランダの企業で、商品にはヨーロッパの付加価値税(VAT)がかかります。
この税金は、あなたが個人事業主か、法人か、あるいは副業として個人的に出品しているかによって異なります。
少し複雑なので、本格的に事業として取り組むのなら専門家に相談することをおすすめします。
シンプルな手数料で、安心して取引をはじめよう
今回は、catawikiの手数料について、計算方法と注意点を解説しました。
- セラーが支払う販売手数料は、落札価格の12.5%とシンプル
- 利益の計算は「(落札価格 – 販売手数料) – 送料 – 仕入れ値」で考えよう
- 最低落札価格や送料は、手数料を引かれることを前提に設定するのが大事
catawikiの手数料体系は比較的わかりやすいので、物販初心者でも理解しやすいでしょう。
ただし、いくらで利益が得られるのか、というのはきちんと考えなければなりませんし、なんとなくで決めないように気を付ける必要もあります。
まずはこの記事を参考に、あなたの商品がいくらで売れたら、どのくらいの利益になるのか、一度計算してみましょう。
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