レコードを越境ECで出品しているセラーの間で、近年話題の音楽データベース「Discogs(ディスコグス)」。
盤の価値を理解しているバイヤーが多数集まることから人気を博していますが、
「Discogsでレコードを売りたいけど、何から手をつければいいの?」
「送料の設定とか、盤の状態評価とか、専門的で難しそう……」
サイトのシステムに馴染めず、以上のような不安や疑問を持つ人も少なくありません。
そこで、この記事ではDiscogsでレコードを販売するための手順を、初心者がつまずきやすいポイントを中心に解説します。
出品前に必ず済ませたい準備

スムーズに販売をはじめるためにも、まずは自分の販売環境を整えましょう。
PayPalアカウントを作成・連携する
Discogsで売上金を受け取るためのPayPalアカウントを作成しましょう。
PayPalのアカウント開設方法はこちらの記事を参考にしてください。
PayPalアカウントが作成できたら、Discogsのセラー設定ページで、PayPalアカウントと連携させましょう。
送料設定(Shipping Policies)
Discogsをセラーとして運用するにあたっての難関といえるのが「送料設定」です。
発送先の国や地域、荷物の重さごとに、送料を細かく設定しなければなりません。
Discogsをはじめとした越境ECに慣れないうちは、送料の値ごろ感が掴めず悪戦苦闘するもの。
はじめから完璧に設定できなくてもかまわないので、国内やアメリカなどのようなざっくりとした地域ごとにまずは設定しましょう。
- 1枚:約500g
- 2〜3枚:約1kg
上記のように枚数毎の重量を基準として送料設定するとよいでしょう。
送料の目安は、利用する運送会社(日本郵便など)のサイトで確認可能です。
送料を確認する場合は、追跡可能な発送方法(国際eパケットなど)を基本としてチェックしましょう。
レコードの状態を評価する「グレーディング」基準を学ぶ
Discogsでは、レコードの状態を国際的な基準で評価しますが、これを「グレーディング」と呼びます。
グレーディングについては別の記事にまとめてありますので、そちらを確認してみてください。(※準備中)
公式の情報でもまとめられているので、出品前にそちらもチェックしておきましょう。
データベースから出品する具体的な手順
事前準備が完了したら、次は実際の出品作業です。
流れについて詳しく見てみましょう。
売りたいレコードの正しいページを見つける
Discogsの検索窓に、売りたいレコードのアーティスト名や型番(マトリクス番号)などを入力し、自分が持っているレコードと一致するページを探します。
レコードの状態を入力する
一致するページを見つけたら「出品する」ボタンをクリックします。
そして、レコードのグレーディングを確認し、レコード盤とジャケットの状態をそれぞれ選択します。
状態を詳しく記載する
レコードの詳細を英語で記載します。
できる限り具体的に記載したほうが、後からトラブルに発展するリスクを抑えられます。
価格を設定する
サイト内検索で表示される価格(出品商品と同じもの)を参考にして販売価格を決めましょう。
価格を入力し、出品ボタンを押せば完了です。
注文が入ってから発送するまでの流れ
出品したレコードに注文が入った後の手順も紹介します。
購入者へ送料を請求する
注文されると設定したメールアドレスに通知が届きます。
通知が届いたら、設定した送料を踏まえて商品代金に加え、請求書(Invoice)を購入者に送ります。
入金を確認して商品を梱包する
代金が支払われたら、支払い完了の通知が届きます。
そして、入金が確認できたら発送に移ります。
追跡番号を連絡して発送を完了する
追跡番号付きの発送を行い、Discogsの注文ページの発送状態を「発送済み」に変更。
そして、荷物の追跡番号を入力しましょう。
以上が支払いから発送までの流れです。
丁寧な準備で、世界へあなたのレコードを届けよう
今回は、Discogsの売り方について、具体的な手順を解説しました。
- 売る前には事前準備が必要
- 出品は適切なグレーディングと適正な価格設定に気を付ける
- 発送は入金が行われてから
Discogsの売り方は、ほかの越境ECと比べても特段難しいものではありません。
ただ、どんな物販サービスでも慣れるまでには場数が必要になります。
この記事を参考にしつつ、Discogsを運用して売り方を身につけてくださいね。
「レコードのリサーチ方法を詳しく知りたい」「海外の購入者とのやり取りが不安」など、物販で不安があるという人は、物販ステーション@じんこまのコンサルがおすすめです。
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