近年、世界のレコード愛好家の間で話題になっているのが、音楽特化のデータベースサイト兼越境ECの「Discogs(ディスコグス)」です。
音楽にまつわるさまざまな情報が集まるだけではなく、世界で発掘されたレアなレコードも売買されています。
アナログレコードの価値が見直され、世界で需要が高まっている今、高値でレコードを取引できるサイトは押さえておきたいところですよね。
そこで、この記事ではDiscogsの基本情報と、セラーとして利用するうえでの使い方について解説します。
Discogsのここが違う!2つの大きな特徴

Discogsを理解するには、ほかのECと異なる2つの特徴を知っておく必要があります。
詳しく見てみましょう。
世界中のユーザーが作る音楽データベース
Discogsは、世界中の音楽ファンが協力して作っている音楽データベースです。
たとえば、レコードを一つとっても、発売された国や年代が違えば、レーベルも盤の色も異なるというのは珍しくありません。
Discogsには、そういった音楽にまつわる膨大な情報が登録されています。
「自分の持っているレコードが、どのバージョンなのか」
こういった情報を素早く正確に特定できるということもあり、世界の音楽ユーザーの情報取得に役立っています。
データベースと直結したマーケットプレイス
Discogsの特徴として挙げられるのが、データベースとマーケットプレイスが結びついている点です。
出品者は売りたいレコードをデータベースで探して出品します。
データベースによって購入者は探しているレコードを見つけられ、出品者はその盤を探している世界中のコレクターに直接アピールできます。
Discogsでの売り方3ステップ
セラーとしてDiscogsを利用する際の、基本的な流れを3つのステップで紹介します。
売りたいレコードをデータベースで特定する
まず、売りたいレコードの型番などを手掛かりに、Discogsのデータベースで同じ盤を探します。
ジャケットやラベルのデザイン、盤に刻まれた番号などを見比べ、正確なリリースページを見つけましょう。
盤の状態と価格を設定して出品する
該当のページを見つけたら、「出品する」ボタンから、出品するレコードの状態と販売価格を入力します。
レコードの状態は、国際的なグレーディング(M、NM、VG+、 VGなど)に沿って評価します。
注文が入ったら代金を請求して発送する
購入者から注文が入ったら、送料と商品代金の合計金額を購入者に請求します。
購入者が支払いを済ませたら、商品を梱包して発送します。
出品前に知っておきたい手数料
Discogsの出品は無料ですが、商品が売れた際には手数料がかかります。
売れたときだけかかる販売手数料
商品が売れると、Discogsに対して、商品価格の9%を販売手数料として支払います。
この手数料には上限額が定められています。
購入者から代金を受け取る際の決済手数料
Discogsでの売上は、PayPalを通じて受け取ります。
その際、Discogsの販売手数料とは別に、PayPalが定める決済手数料がかかることも覚えておきましょう。
Discogsで、あなたのレコードを次の世代へ
Discogsの基本的な仕組みと、セラーとして利用する方法について解説しました。
- Discogsは、巨大な音楽データベースとマーケットプレイスが一体化したサービス
- 世界中のコレクターに向けて、自分の持っているレコードの価値に見合った価格で販売できる
- 手数料は商品が売れたときにだけ発生する、シンプルな成功報酬型
Discogsは、発掘したレコードを、価値を理解してくれる世界中のユーザーに販売できるプラットフォームです。
セラーとして活用したい、持っているレコードが売れるかどうか知りたい、という人は、まずは公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょう。
「グレーディングの詳しい方法が知りたい」「海外発送の注意点は?」など、さらに詳しいノウハウを知りたい場合は、物販ステーション@じんこまのコンサルも活用してみてくださいね。
