海外向けの越境ECを運用する場合、対象のサイト以外に決済サービスのアカウントを作成するケースというのは良くあります。
その決済方法として特に利用されているのが、オンライン決済サービスとして広く知られる「PayPal(ペイパル)」です。
購入はもちろん、売上金を受け取る際にも、このPayPalを経由して支払われることがほとんど。
しかし、肝心のPayPalがどういうサイトなのかわからず、登録方法も難しいのではと考えて、越境ECサイトの登録自体が進まないという人も少なくありません。
そこで、この記事ではPayPalの基本情報に加え、登録方法について詳しく解説します。
サービスへの登録に自信がないという人は、ぜひチェックしてくださいね。
そもそもPayPalとは?
PayPalはアメリカに本社を構える、大手オンライン決済サービスです。
PayPalに、クレジットカードや銀行口座などの情報を事前に登録しておけば、PayPalを活用して支払いをした際に個人情報が相手に届くのを防ぐことができます。
決済もアカウントにログインすれば簡単にでき、PayPalのユーザー同士で金銭の送金も行えます。
日本で類似する決済サービスとして、高い知名度を誇るPayPayが挙げられます。
国をまたいで取引を行う越境ECでは、PayPalのネットワークと機能を売り上げた金額の受け取りに活用するケースが非常に多く、近年では買い物以外にも広く使われるようになりました。
ただし、海外にいるユーザーへ送金する場合は手数料が発生する点には注意が必要です。
PayPalのアカウント(個人)登録方法
PayPalでアカウントを登録する場合、
- パーソナルアカウント
- ビジネスアカウント
上記の2種類のアカウントが存在します。
パーソナルは個人で登録するアカウントのことで、ビジネスは開業済みの事業主や法人のアカウントのことを指します。
越境ECを開業せず副業で活用する場合、基本的にはパーソナルアカウントで登録して問題ありません。
個人事業主として登録済みで、事業として運用するのならビジネスアカウントにしてもかまいませんが、越境ECをはじめたばかりのうちは取引量も金額もそれほど高くないと考えられます。
また、パーソナルからビジネスへはアップグレード可能ですが、ビジネスからパーソナルにダウングレードはできません。
そのため、まずはパーソナルで登録しておき、状況に応じてビジネスアカウントに切り替えるのがおすすめです。
それを踏まえ、この記事では「パーソナルアカウント」の登録方法を紹介します。
PayPalのサイトを開く

アカウント登録するためにも、まずはPayPalのサイトにアクセスしましょう。
PayPalのサイトを開いたら、右上にある「新規登録」をクリックしてください。
アカウントの種類を選択する

次にアカウントの種類を選択します。
ここでは「パーソナルアカウント」にチェックを入れて、「今すぐ開始」をクリックします。

メールアドレスを入力する

「今すぐ開始」をクリックすると、メールアドレスの入力欄が表示されます。
アカウント開設を行う過程で、PayPalからメールアドレスを確認するためのメールが送信されるので、必ずメールを受信できるアドレスを入力してください。
携帯電話の番号を入力する

次に、携帯電話番号の入力を求められます。
携帯電話番号に限定されているのはSMS認証を行うためなので、固定電話番号を入力しないよう気を付けましょう。
また、ここでは国際電話番号で入力しなければいけない点にも注意が必要です。
※電話番号の先頭の「0」を、日本の番号「+81」に変更するだけで問題ありません。
(例)090-1234-5678 ⇒ +81 90-1234-5678

電話番号を入力すると、ワンタイムコードが記載されたSMSが送信されます。
書かれている番号をコード入力欄に入力してください。
パスワードを入力する

次にパスワードを入力します。
文字数や使う文字の種類にもルールがあるので気を付けましょう。
ブラウザや端末に備わっている自動作成機能を利用すると手間がかからないのでおすすめです。
プロフィールを入力する

携帯電話番号の入力が完了したら、次にプロフィールを入力します。
入力する項目は以下の通り。
- 国籍
- 生年月日
- 漢字姓
- 漢字名
- カタカナ姓
- カタカナ名
こちらを入力し終わったら「次へ」をクリックしてください。
住所を入力する

画面が切り替わったら「住所」を入力します。
PayPalは日本語で入力しても問題ありません。
入力し終わったら「同意してアカウントを開設」をクリックしましょう。
アカウントの使用方法を選択する

最後に、アカウントの使用方法を選択します。
ここでは、「カードまたは銀行口座を追加する」を選べばOKです。

支払い用にクレジットカードを登録する場合、クレジット決済が可能なデビットカードも登録可能です。
ただし、カードの種類やブランドによっては登録できない可能性もあるので、複数枚用意しておくことをおすすめします。
クレジットカードは当然ながら支払いにしか使用できないので、越境ECの売上を受け取るためには銀行口座も登録しましょう。
口座登録は、アカウント開設後でも問題ありません。
アカウント登録完了
以上でPayPalのアカウント登録は完了です。
お疲れさまでした。
越境ECの売上管理にはPayPalは避けて通れない!
ebayのように、決済サービスでPayoneerを利用している越境ECもありますが、一般的にはPayPalを活用するサイトがほとんどです。
そのため、PayPalは使用する・しないに関わらず、前もって登録しておくことをおすすめします。
事前に用意しておけば、新しいプラットフォームを開拓する際に、手間が省けて便利ですよ。
越境ECの運用方法について詳しく知りたい、相談したいという人は、物販ステーション@じんこまのコンサルをチェックしてみてくださいね。
