ebay輸出で順調に利益が出始めると次に気になるのが「税金」ですよね。
「副業の利益が20万円を超えたけど、どうすればいいの？」
「個人事業主になると得だって聞くけど実際どうなの？」
副業がある程度好調になってくると、多くの人がこのような疑問を持つものです。
そこで、この記事ではebay輸出で利益が出始めた人が個人事業主になることのメリットや手続きをするタイミング、「青色申告」のはじめ方について解説します。
ebay輸出で個人事業主になる3つのメリット
副業をはじめたばかりで、個人事業主になる必要性そのものがよくわからない、という人も少なくありません。
個人事業主として活動するメリットは以下の3つ。
- 青色申告で大きな節税効果
- 経費として認められる範囲が広がる
- ビジネス上の信用が高まる
詳しく見てみましょう。
青色申告で大きな節税効果
まず個人事業主になるメリットとして挙げられるのが、「青色申告」という確定申告の方法を選べるようになること。
青色申告をすることによって、最大で65万円の「青色申告特別控除」が受けられます。
事業の利益から最大65万円を差し引いて税金を計算してくれるという制度で、これにより大きな節税効果が見込めます。
経費として認められる範囲が広がる
個人事業主になると、事業で使った費用を「経費」として計上できます。
仕入れ代や送料はもちろん、自宅で作業している場合の家賃や光熱費の一部や、インターネットの通信費なども経費に含められます。
経費が増えるほど利益は圧縮され、結果的に支払う税金が安くなります。
ビジネス上の信用が高まる
「個人事業主」として開業届を出すと、「屋号」付きの銀行口座を開設できます。
屋号付きの口座で取引することにより、個人口座で取引するよりも対外的な信用度がアップします。
また、DHLやFedExといったクーリエ便と契約する際にも、個人事業主のほうが有利に働きます。
いつ出すのが正解？開業届を提出するタイミング
では、具体的にいつ個人事業主になれば良いのでしょうか。
法律上、開業届は「事業を開始した日から1ヶ月以内」に提出することになっていますが、副業の場合、いつを「事業開始日」とするかは判断が難しいところ。
現実的なタイミングとしては、「ebay輸出で継続的に利益が出始めて、今後も事業として続けていくと決めたとき」がおすすめ。
青色申告を申し込みたい場合は、その年の3月15日までに「青色申告承認申請書」を提出する必要があるので、逆算して準備を進めましょう。
たった2枚の書類で完了！個人事業主の始め方
「個人事業主になりたいけれど手続きが難しそう…」と心配するかもしれませんが、実はたいして難しくはありません。
個人事業主になるための手続きは、税務署に2種類の書類を提出するだけで完了します。
提出する書類は2つ
- 開業届（個人事業の開業・廃業等届出書）
- 青色申告承認申請書
この2つは、必ずセットで提出しましょう。
書類は国税庁のホームページからダウンロードできますし、税務署の窓口でももらえます。
書類の提出方法
記入した書類を、居住地を管轄する税務署に提出します。
直接窓口に持っていく以外に、郵送やe-Tax（電子申告）での提出も可能です。
提出時に費用はかかりません。
個人事業主になってebay輸出を本格化させよう
ebay輸出で個人事業主になるメリットと、その手続きについて解説しました。
ポイントは以下の3つ。
- 「青色申告による節税」「経費範囲の拡大」「社会的信用の向上」などのメリットがある
- 開業届を出すタイミングは、事業として継続していくと決めたとき
- 手続きは「開業届」と「青色申告承認申請書」の2枚を税務署に提出するだけでOK
個人事業主になるというのは、ebay輸出を「お小遣い稼ぎ」から「ビジネス」へと成長させるためにも必要なこと。
節税効果はもちろん、事業主としての自覚を持てば、ビジネスへの向き合い方も変わるでしょう。
「事業化について詳しく知りたい」「本格的なebayの運用方法を教えて欲しい」といった考えを持っているのなら、物販ステーション＠じんこまのコンサルを活用してみてくださいね。
