ebay輸出をはじめたばかりのころは、誰もが価格設定に頭を悩ませるものです。
なんとなくの感覚で値段をつけてしまって、
「全然売れない……」
「売れたけど、なぜか赤字になってしまった」
という、げんなりする事態に陥ってしまうのは良くあること。
そこで、この記事では利益をしっかり確保するための価格設定のコツについて解説します。
【ステップ1】まずは相場をリサーチ!「いくらで売れているか」を知ろう

価格設定で最も重要なのが市場調査。
あなたが出品しようとしている商品が、実際にebayでいくらで取引されているのかを知ることから始めましょう。
「Sold Items」機能で売れた価格を調べる
ebayの検索機能には、過去に売れた商品だけを絞り込む「Sold Items」というフィルターがあります。
この機能で、同じ商品や類似商品が、どのくらいの価格と頻度で売れているのかを確認しましょう。
【ステップ2】赤字は回避!正確な利益計算の方法
売れる価格の相場がわかったら、次は「手元にいくら残るか」を計算します。
どんぶり勘定は赤字のもとです。
販売価格から、かかる費用を引いて利益を計算しましょう。
計算に含めるべきコスト一覧
利益計算では、以下の費用を忘れずに考慮してください。
- 商品の仕入れ代金
- ebayの落札手数料
- 国際送料
- 段ボールや緩衝材などの梱包資材費
- (必要であれば)Payoneerなどの手数料
これらのコストをすべて引いた上で、手元に利益が残る価格を設定することが大切です。
【ステップ3】戦略的に価格を決定!3つの価格帯から選ぼう
相場と利益の分岐点がわかったら最終的な販売価格を決めます。
ここでは、あなたの目的や商品の状況に合わせた3つの価格設定の基本を紹介します。
①最安値で「早く売る」
とにかく早く売りたい、まずは販売実績を積んで評価を集めたい、という初心者におすすめなのがこの方法。
リサーチしてわかったライバルの価格より、少しだけ安い価格を設定すれば、バイヤーの目に留まりやすくなります。
②相場価格で「堅実に売る」
最もバランスの取れた方法が、相場価格に沿って設定すること。
相場と同じくらいの価格で出品し、商品の写真や説明文でライバルと差別化を図ります。
安定した利益を狙うなら、この方法が基本になります。
③高値で「じっくり待つ」戦略
ほかの出品物よりもコンディションが非常に良い場合や、付属品がすべて揃っている場合に有効なのが、相場より高く設定するというもの。
あえて高めに値段を決めて、商品の価値を理解してくれるバイヤーが現れるのを待ちます。
送料は価格設定の重要な一部
「送料無料(Free Shipping)」は、バイヤーにとって魅力的なオプションです。
送料無料で出品する場合、商品価格に送料分を上乗せして設定するのを忘れないようにしましょう。
価格設定は一度決めたら終わりじゃない!
今回は、ebay輸出で利益を出すための価格設定のコツを解説しました。
- Sold Itemsで「売れた価格」を調べる
- すべてのコストを引いて「利益」を計算する
- 相場と利益のバランスを見て「戦略的」に価格を決める
初心者は、一度価格を設定したらそれで終わりにしてしまいがちですが、市場の状況や為- 為替レートは常に変動します。
定期的に出品の価格を見直して、市場に適した状態を保つように心がけましょう。
「自分の利益計算が合っているか不安…」「送料の設定方法がよくわからない」などの悩みが出てきたら、物販ステーション@じんこまのコンサルで相談してくださいね。