ebayで商品が売れて、いざ発送しようとしたけれど「インボイス」の書き方がわからず手が止まる、という経験を持つ人は多いでしょう。
たしかに、インボイスはアルファベットや数字が並ぶ難しい書類に見えてしまうものです。
しかし、インボイスは海外へ商品を正しく届けるために重要な書類で、セラーとして成長するためにはきちんと理解するのが必要不可欠。
そこで、この記事ではインボイスの役割と、初心者がつまずきやすい項目の書き方について解説します。
そもそもインボイスとは?

ebay輸出において、インボイスは日本語で「請求書」や「明細書」、「仕入れ書」、「送り状」と呼ばれています。
これは、発送する荷物の内容を輸出入する国の税関へ申告するために発行する書類のことを指します。
税関はインボイスをチェックして荷物の内容を判断します。
インボイスの書き方|初心者がつまずく3つの項目
インボイスには様々な項目がありますが、初心者が迷いやすいのは以下の3つ。
- 内容品の英語表記
- HSコードの調べ方
- 価格の書き方と注意点
詳しく見てみましょう。
内容物の英語表記
荷物の中身について具体的、かつわかりやすい英語で記載する必要があります。
たとえば「Gift(贈り物)」や「Goods(商品)」といった曖昧な書き方をしてしまうと、税関で荷物が止まってしまう原因になりかねません。
そのため、インボイスで内容を記載する場合は、「Used Camera(中古カメラ)」や「Cotton T-shirt(綿のTシャツ)」のように、材質や状態まで具体的に書きましょう。
HSコードの調べ方
HSコードは、世界共通の商品を分類するための番号です。
記載は任意のため絶対ではありませんが、一部の国ではHSコードの記載がないと税関をスムーズに通過できず、荷物が遅延してしまう恐れがあります。
そのため、できるだけHSコードを取得して記載するのがおすすめです。
HSコードは、日本郵便のサイトなどにある検索ツールで品名検索できます。
価格の書き方と注意点
商品が売れた価格を、正直に記載しましょう。
ここで注意しなければいけないのが、意図的に安い価格を記載する「アンダーバリュー」。
アンダーバリューは脱税にあたる違反行為です。
発覚した場合、荷物が没収されたり、ebayのアカウントが停止されたりするため危険です。
万が一、バイヤーからアンダーバリューを持ちかけられたとしても絶対に受け付けてはいけません。
インボイスは正確に書けば怖くない!スムーズな発送を心がけよう
ebay輸出のインボイスの役割と書き方のポイントは以下の通り。
- インボイスは、荷物の内容を税関に申告するための重要な書類
- 内容は「具体的」に、価格は「正直」に書くことが基本
- HSコードを記載すると、税関での処理がスムーズになる
インボイスの作成は、慣れてしまえば決して難しい作業ではありません。
はじめは難しいかもしれませんが、この記事を参考にして正確に書けるようにしてくださいね。
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