ebayで出品する際、必須項目として「返品ポリシー」の設定があります。
ebay輸出の初心者は、返品そのものの良し悪しもわかりませんし、どう設定すればいいのかもわからないものです。
そのため、
「どの設定を選べばいいの?」
「返品を受け付けたら、損してしまうんじゃないかな……」
このような不安を覚えてしまうのも仕方のないことと言えます。
そこで、この記事では返品ポリシーの各選択肢の意味と、初心者におすすめの設定、そして知っておきたい注意点について解説します。
なぜ返品ポリシーの設定が重要なのか

返品ポリシーの設定となると、内容がよくわからず気後れするかもしれませんが、ここはしっかり行いましょう。
きちんと漏れなく入力することによって、あなたがebayを運用する上での重要なルールになりますし、あなた自身を守ることにも繋がります。
バイヤーに安心感を与えられる
返品を受け付けているセラーは、バイヤー視点で見ると「自分の商品に自信があるセラー」という印象になります。
「もし問題があっても返品できるなら」という安心感が、購入するのに迷ってしまったときの後押しに繋がる場合も少なくありません。
返品トラブルから自分を守るルールになる
前もって返品ルールを提示するというのは、理不尽な要求をはじめとしたトラブルから未然に身を守ることにも繋がります。
万が一、トラブルが発生した場合、返品ポリシーを設定しておけば、それを基にebayが公平な判断をしてくれます。
ebayの返品ポリシーで設定する2つのこと

出品時に設定する返品ポリシーは、主に2つの項目から成り立っています。
- 返品を受け付ける期間
- 返品送料をどちらが負担するか
それぞれの意味を、きちんと理解しておきましょう。
返品を受け付ける期間
バイヤーが返品を申請できる期間を「14日」「30日」「60日」から選びます。
これは、商品がバイヤーの元に到着してからカウントが始まります。
返品送料をどちらが負担するか
誰が返品時の送料を支払うかを設定します。
「Buyer pays(バイヤー負担)」か「Free returns(セラー負担)」のどちらかを選びます。
ただし、商品が壊れていたなど、セラー側に非がある場合は、どの設定でもセラーが送料を負担するのが原則です。
初心者におすすめの設定と注意点

では、初心者の場合、どのように設定すれば良いのでしょうか。
初心者の人におすすめの組み合わせをご紹介します。
おすすめは「30日間・送料はバイヤー負担」
初心者におすすめなのは、以下の組み合わせです。
- 返品期間:30 days
- 返品送料:Buyer pays for return shipping
国際取引という点を鑑みると14日は少し短く、90日は逆に長すぎるので、長すぎず短すぎない30日を基準に設定するのがおすすめです。
セラーのコストを最低限抑えられるバランスの取れた選択肢として、上記の「30日」「バイヤー負担」が挙げられます。
「返品不可」設定の大きな落とし穴
セラーのなかには「返品は一切受け付けたくない」と考える人もいるでしょう。
しかし、「No returns accepted(返品不可)」設定には、注意が必要です。
なぜなら、もし届いた商品が壊れていたり、説明と違うものだったりした場合、バイヤーは「ebay返金保証制度」を使って返品を要求できるからです。
この場合、セラーは「返品不可」に設定していても、返品と返金に応じなければなりません。
「返品不可」は、必ずしもセラーを守ってくれるわけではない、ということを覚えておきましょう。
返品を受け付ける設定が、結局は自分を守ることに繋がる
ebay輸出の返品ポリシーについて、設定方法と注意点を解説しました。
- 返品ポリシーは、バイヤーの安心感とセラーの自己防衛のために重要
- 初心者はまず「30日間・送料バイヤー負担」の設定がおすすめ
- 「返品不可」にしても、ebayの保証制度で返品になるケースがある
返品はできれば受け付けたくないという気持ちはわかります。
しかし、返品ポリシーは自分の身を守るためにも、バイヤーが安心して購入するためにも重要です
「もっと詳しい返品対応の流れが知りたい」という人は、物販ステーション@じんこまのコンサルを活用してみてはいかがでしょう?