ebayを運用していくにあたってクローズアップされがちなのが無在庫転売。
在庫を持つ必要がなく効率的!というサイトも非常に多く、「なら無在庫のほうが良いのかな」と思ってしまうのは仕方のないことでしょう。
しかし、実際のところ在庫があってもなくてもメリット・デメリットは付きまといます。
物販ステーション@じんこまの結論を先に伝えると、そのメリット・デメリットを踏まえても「有在庫」のほうが圧倒的におすすめです。
この記事では、有在庫と無在庫それぞれのメリット・デメリットと有在庫がおすすめの理由について解説します。
「ebayの運用方法で迷ってしまう」という人はぜひ参考にしてみてくださいね。
ebayを無在庫で運用するメリットとデメリット

先に無在庫転売のメリットとデメリットから紹介します。
ebayを無在庫運用するメリット
ebayを無在庫で運用するメリットは以下の2つ。
- 低資金ではじめられる
- 在庫を持つ必要がない
無在庫と名前に付いていることからわかる通り、無在庫転売は自身で在庫を持つ必要がありません。
在庫を持たないので、売れずに在庫が残る心配もいりません。
売れてから仕入れるという形式を取っているため、初期費用をかける必要がないというのも大きなメリットです。
ebayを無在庫運用するデメリット
次に、ebayを無在庫で運用するデメリットです。
- 商品について聞かれても答えようがない
- 商品を仕入れられない可能性もある
- 初期の無在庫転売はサスペンドリスクがある
無在庫転売の場合、バイヤーから質問されても商品が手元にあるわけでもないので明確に応えられません。
また、売れてから仕入れようとしたけれど、該当の商品が高騰していたり売り切れたりしてしまって仕入れられないケースも少なくありません。
仕入れられないと発送も当然できないので、バイヤーからの評価が著しく低下。バイヤー都合のキャンセル自体もペナルティー対象です。
そして、不評を重ねていくとセラーとしての評価がどんどん下がり、結果的にアカウントサスペンド(Account suspended)になる可能性が高まります。
サスペンドとはアカウントの一時凍結処分のことで、サスペンドになると出品も購入者との連絡もできなくなってしまいます。
そのサスペンドを何度も繰り返していると、アカウントを完全に凍結する永久サスペンドになりかねません。
また、無在庫転売では画像の無断使用も横行しています。
著作権に抵触する画像を使用するとサスペンドはもちろん法的にも罰せられる可能性があるので注意が必要です。
ebayを有在庫で運用するメリットとデメリット

次に、ebayを有在庫で運用するメリット・デメリットについて紹介します。
ebayを有在庫運用するメリット
ebayを無在庫で運用するメリットは以下の3つ。
- 高利益が狙いやすい
- 質問に対してスピーディーに対応できる
- 在庫切れの心配がいらない
有在庫で運用する場合、商品が安いときに仕入れて高く売るというビジネスモデルを構築しやすいのが利点です。
無在庫は前述の通り、出品時の市場価格が安かったとしても、売れたときに高騰している可能性があります。利益が出るどころかマイナスになるような価格になってしまっていると、セラーの都合でキャンセルにせざるを得なくなります。安いときにピンポイントで仕入れられる有在庫にはその心配がありません。
また、無在庫の場合、仕入れの段階で品切れになっているというリスクもあります。一方、有在庫はすでに在庫を仕入れているため、品切れのリスクとは無縁です。
また、在庫が手元にあるので、バイヤーからの質問に対して的確に答えられます。スピーディーかつ丁寧に対応すれば、それだけでも相手からの評価というのは高まりますし、ebayからの信頼も得やすくなります。
ebayを有在庫運用するデメリット
有在庫に多くのメリットがあるのはわかったと思いますが、もちろんデメリットも存在します。
ebayを有在庫で運用するデメリットは以下の二つ。
- 初期費用が必要
- 不良在庫を抱えるリスクがある
有在庫は商品を実際に仕入れて販売するセラー形態なので、仕入れる際に仕入れる予算が必ず必要になります。
そのため、元手をかけずにebayを運用したい人からすると、仕入れる商品も限定されてしまう、そもそも予算が足りないという事態になりかねません。
また、せっかく仕入れた在庫も、売れなければただの不良在庫。売れる見込みも立たずに場所だけを占領することになります。
ebayの基本は有在庫!無在庫はセラーレベルが育ってから
以上のように、無在庫も有在庫もメリット・デメリットがあることがわかりました。
その上で、改めておすすめを聞かれれば、物販ステーション@じんこまは有在庫をおすすめします。
ebayでも、卸売業者と契約を結んだ無在庫販売のドロップシッピングは認めていますし、そうでなくとも上手に無在庫販売を活用すれば在庫リスクを軽減できるのも事実です。
とはいえ、はじめから無在庫販売をするのはアカウントサスペンドのリスクが非常に高いのでおすすめできません。
無在庫転売をするならセラーレベルが育って、きちんと運用方法を知ってからにしましょう。