ebayを運用する上で忘れてはならないのが「永久サスペンド」のリスクです。
問題なくebayを使用しているつもりでも、誤った運用方法をしてしまっていてサスペンドされてしまうケースが後を絶ちません。
これは決して他人事ではなく、「自分だけは大丈夫!」と思っていてもある日突然身にかかってしまう可能性があるので注意が必要です。
では、実際に永久サスペンド処分を下された場合、復活できるよう交渉すべきなのでしょうか。それとも、諦めて再登録するようにしたほうがいいのでしょうか。
この記事では、ebayで永久サスペンドになった場合の対処法について解説します。
永久サスペンドからの復活はほぼ不可能

結論から述べると、ebayで永久サスペンドになってしまった場合、復活するのはほぼ不可能と考えていいでしょう。
ebayはポリシー違反に大変厳しく、ebayにとってリスクがあるとみなされたアカウントに対しては強固な姿勢を取ることで知られています。
アカウント停止処分を受けた場合、一時凍結なら必要な書類を用意して提出すれば問題なく復帰できます。
しかし、永久サスペンドの場合は、サスペンドルール自体が詳しく公開されているわけでもなく、「永久(Permanently)」と付いている以上、永続的にアカウントが機能しなくなります。
復活できるケースもあるが非常に稀
運営に交渉して復活できるところまで持っていける場合も存在しますが、これは非常にレアなケースです。
基本的には「異議申し立てを受け付けない」という強い表現で交渉不可だと通知されます。
永久サスペンド処分を受ける原因
ebayで永久サスペンドになってしまう原因は以下の通り。
- 規約違反の出品
- 無在庫転売
- 自動出品ツールの不正使用
ほかにも一時凍結を連続で受けてしまうといった、悪質だと判断される行動も永久サスペンドに繋がります。
特に、アカウントが初期の段階で無在庫転売を行っていると、高確率で永久サスペンドになってしまうため、物販ステーション@じんこまでは無在庫転売自体を基本的にはおすすめしていません。
ebayで永久サスペンド処分を受けた場合の対処法

ここまで述べてきた通り、ebayで永久サスペンド処分になってしまった場合に復活するのはほぼ無理です。
では、どのように対処すべきかというと、諦めて再登録したほうが合理的と言えます。
一生懸命、運営に掛け合っても解除される見込みはありませんし、時間だけがいたずらにかかってしまいます。
長く運用してきてポリシー違反もなく、堅実に取引を行ってきてアカウントの評価も高い場合は掛け合う価値もあります。しかし、初期段階だったり評価がそれほど上がっていなかったりするアカウントで粘っても得られるものは非常に少ないと言えるでしょう。
アカウント再登録を行う際の注意点
永久サスペンドからの復活を諦めて再登録をする、というと簡単そうに思えますが、こちらも非常に難しいというのが実情です。
永久サスペンドは、凍結されたアカウントに連なるサブアカウントもすべてサスペンドされてしまいます。
そのため、再登録する場合は以下の点に気を付けましょう。
- PCを変える
- 回線も変更する
- 違うメールアドレスを用意する
- 住所や電話番号も変える
登録した情報はすべてebay側が押さえているため、同じPCを使っていたり同じ回線から申し込んだりしても確実にバレます。
一時的に上手くいったとしても突然アカウントが停止される場合もあります。
ただ、新しい情報を入力するといっても虚偽の異なる情報を入力するのは非常に問題があり、その場合も永久サスペンドになりかねません。
また、再登録した後も気を付けなければいけない点があります。
- いきなり大量の出品はしない
- 本人確認を完了させる
- 複数のデバイスから不自然なログインをしない
購入実績も何もないのにいきなり大量出品をすると怪しいアカウントだと目を付けられることになります。
本人確認が未完了のまま出品しても、ebayのポリシー違反になります。
PCやスマホ、タブレットなどで無駄にログインするのも、怪しいアカウントとしてマークされる恐れがあるため悪手です。
これらに細心の注意を払って、着実に評価を積むよう努力するのが、アカウント復活の近道です。
永久サスペンドからの復活よりも再登録を
永久サスペンドになってから復活するのは至難の業です。
それよりも、再登録するよう舵を取ったほうがebayで取引は続けられる可能性が高いと思っても良いでしょう。
ただ、再登録も基本的には難しいので、再出発する際はポリシー違反をしないようより気を付ける必要があります。
この記事を読んでいるあなたも、もし永久サスペンドになってしまったらショックかもしれませんが、復活ではなく再登録するように意識を変えてみましょう。