ebay輸出を運用したいからと出品してはみるものの、なかなか出品を見てもらえず成果が上がらないという人は多いでしょう。
出品を見てもらえない背景として、「ライバルが多くて、自分の商品が埋もれてしまう……」という理由も少なくありません。
ebay輸出で売上を伸ばすためには、ただ出品するだけではいけません。
多くの人に商品を見てもらうためのアクションがなにより重要です。
そうした場合に効果的な手段として、ebayの広告機能「Promoted Listings(プロモーテッド・リスティング)」が挙げられます。
しかし、広告と聞くと、
「でも、広告ってお金がかかりそうだし、設定も難しそう」
このように思う人もいるでしょう。
そこで、この記事ではPromoted Listingsの基本的な使い方と、2種類の広告の違い、効果的な設定のコツについて解説します。
Promoted Listingsとは?

Promoted Listingsは、自分の商品をebayサイト内の目立つ場所に表示させるための機能のことを指します。
この機能によって、セラーが出品した商品を検索結果や関連商品のページなどに「Sponsored(広告)」という形で表示できるようになります。
これにより、なにもせず出品しているセラーよりもバイヤーの目に触れる機会が増えます。
出品数が莫大なebay内において、自分の商品とアカウントをアピールするためにも必ず押さえておきたい機能といえるでしょう。
どっちを使うべき?2種類の広告の違い
Promoted Listingsには、料金の発生条件が異なる2つのタイプがあります。
- General
- Priority
それぞれの特徴を理解して、自分の目的に合ったものを選ぶのが重要です。
詳しく見てみましょう。
Promoted Listings – General
Promoted Listings – General(旧:Standard)は「成果報酬型」の広告を指します。
広告から商品が売れた場合、設定した料率の広告費が発生します。
売れなければ広告費はかからないので、初心者でも低リスクで試せるのが最大のメリットです。
Promoted Listings – Priority
Promoted Listings – Priority(旧:Advanced)は「クリック課金型」の広告です。
こちらは成果報酬型と異なり、バイヤーが広告をクリックするたびに費用が発生します。
売れる・売れないにかかわらず費用がかかる点は何点ですが、狙ったキーワードで検索結果の上位を狙えるので成果報酬型よりもアプローチしやすいといえるでしょう。
Standard広告の使い方
広告をはじめて使う場合、まずはリスクの少ない「Promoted Listings – General」がおすすめです。
設定方法は非常に簡単。
- セラーハブの「Advertising」タブにアクセス
- 「Create new campaign」をクリックし、「Promote your listings」を選ぶ
- 下にあるChoose your campaign strategyから「General」を選択
- 「Add listings」ボタンを押した後、広告をかけたい商品を個別、もしくはカテゴリーや価格などでまとめて選択
- 広告費率(Ad rate)を設定
広告費率とは、商品価格の何%を広告費として支払うか、という割合のことです。
ebayが、商品のカテゴリーに適した「推奨レート」を提示してくれるので、はじめはその数字を参考に設定してみると良いでしょう。
売上を伸ばす!効果的な活用のコツ
ebayの広告はただ導入するだけでは、効果的とはいえません。
ほんの少し工夫するだけで、効果は大きく変わります。
どんな商品に広告をかけるべき?
広告を全商品にかけるよりも、売れる「見込みのある商品」に絞って広告をかけたほうが良いでしょう。
広告をつけるのは以下のような商品がおすすめです。
- すでにウォッチリストが多くついている人気商品
- クリスマスやハロウィンなどの季節商品
- 出品したばかりの新商品
広告費率は何%がベスト?
広告費率は、高くなればなるほど商品の表示回数が増える傾向にあります。
ただ、高くしすぎてしまうと利益がなくなってしまいますよね。
そのため、まずはeBayの推奨レートで試し、利益率を確認しながら調整していくと良いでしょう。
まずは低リスクな広告から試してみよう!
ebay輸出の広告機能「Promoted Listings」について解説しましたが、ポイントは以下の3つ。
- 広告を使えば、商品の露出を増やし、売上アップが期待できる
- 広告には2種類あり、初心者には低リスクな成果報酬型の「General」がおすすめ
- 広告費率は推奨値を参考に、利益を圧迫しない範囲で設定することが重要
広告と聞くと難しく感じるかもしれませんが、それほど複雑な設定は必要ありませんし、成果報酬型ならリスクも最小限ですみます。
まずは、自分の出品アイテムのなかから、ウォッチが一番付いているアイテムや新しく出品した商品に限定して、低い広告費を設定して運用してみてはいかがでしょう。
「どの商品にかければいいか、具体的に相談したい」「Priority広告の使い方も知りたい」という人は、物販ステーション@じんこまのコンサルにて相談してみてはいかがでしょう。